特集 ビギナーのための頭部画像診断-Q&Aアプローチ-
疾患別 パーキンソニズムを呈する疾患を教えてください
鎌形 康司
1
,
青木 茂樹
,
森 聡生
1順天堂大学 大学院医学研究科放射線医学
キーワード:
核上性麻痺-進行性
,
MRI
,
鑑別診断
,
多系統萎縮症
,
パーキンソニズム
,
大脳皮質基底核変性症
,
小脳萎縮
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Supranuclear Palsy, Progressive
,
Multiple System Atrophy
,
Parkinsonian Disorders
pp.1306-1308
発行日 2015年8月25日
Published Date 2015/8/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398159
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
● パーキンソニズムとは,動作緩慢に加えて,筋固縮,4~6Hz安静時振戦,姿勢不安定のうち少なくとも1つ以上を呈した状態をいう.
● Parkinson病(PD)など神経変性疾患によるParkinson症候群と,薬剤性,脳血管性,脳炎後,マンガン中毒・一酸化炭素中毒後遺症など何らかの原因に続発する2次性Parkinson症候群に大別される.
● MRIなど形態画像では,Parkinson病に特異的な所見はみられないが,進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症,多系統萎縮症など,他のParkinson症候群では特徴的な所見が鑑別に有用となる.
Copyright © 2015, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.