内科医がおさえておくべきパーキンソン病診療のポイント パーキンソン病とパーキンソン症候群の鑑別のための検査
パーキンソン病およびパーキンソン症候群のMRI
鎌形 康司
1
,
波田野 琢
,
上田 亮
,
青木 茂樹
1順天堂大学 大学院医学研究科放射線診断学講座
キーワード:
核上性麻痺-進行性
,
MRI
,
鑑別診断
,
Parkinson病
,
多系統萎縮症
,
パーキンソニズム
,
大脳皮質基底核変性症
,
拡散MRI
,
Neuromelanin
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Parkinson Disease
,
Supranuclear Palsy, Progressive
,
Multiple System Atrophy
,
Parkinsonian Disorders
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
,
Neuromelanin
pp.239-244
発行日 2016年8月1日
Published Date 2016/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016309843
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パーキンソン病は原則として,従来の脳CT・MRIなど形態画像検査では特異的診断価値のある所見に乏しく,脳CT・MRIはパーキンソン病以外のパーキンソン症候群の鑑別・除外のために用いられる.脳MRIはパーキンソン症候群の鑑別診断には非常に有用な画像検査であり,特徴のある所見が鑑別に有用となる場合が多い.さらに近年,MRI技術の発展により,パーキンソン病の微細な形態変化,機能変化を検出することが可能となっている.
©Nankodo Co., Ltd., 2016