特集 肝良性腫瘍および類似病変の病理・画像診断update
肝血管筋脂肪腫
小坂 一斗
1
,
小林 聡
,
松井 修
,
眞田 順一郎
,
香田 渉
,
南 哲弥
,
北尾 梓
,
井上 大
,
米田 憲秀
,
吉田 耕太郎
,
八木 俊洋
,
蒲田 敏文
1金沢大学 大学院医薬保健学総合研究科経血管診療学
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
MRI
,
鑑別診断
,
血管筋脂肪腫
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
陽電子放射型断層撮影
,
腹部CT
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Liver Neoplasms
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Angiomyolipoma
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Positron-Emission Tomography
pp.207-217
発行日 2015年1月25日
Published Date 2015/1/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015128802
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肝血管筋脂肪腫は稀な間葉系腫瘍である.肝血管筋脂肪腫の画像の特徴は,脂肪を有する,多血結節である,肝静脈へのearly venous returnを示すことに要約されるが,構成する成分により画像は多彩である.良性腫瘍であると考えられていたが,悪性化を示したとの少数例の報告がある.画像診断で肝血管筋脂肪腫が疑われれば基本的に生検を行い確認し,さらに肝血管筋脂肪腫と確診がついた場合でも経過観察は必要不可欠である.(冒頭より)
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