特集 “経過観察”の脳画像診断:ホントに著変ありません?
脳実質外腫瘍
山下 孝二
1
,
栂尾 理
2
,
菊地 一史
1
,
石神 康生
1
1九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野
2九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野分子イメージング・診断学講座
キーワード:
脳実質外腫瘍
,
経過観察
,
髄腔内播種
,
術後再発
Keyword:
脳実質外腫瘍
,
経過観察
,
髄腔内播種
,
術後再発
pp.1296-1305
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005845
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● 術後腫瘍の経過観察において,前回検査のみの比較では大きな変化がなくても,さらに以前の画像を参照すると再発・播種が疑われることがある.
● 腫瘍の髄腔内播種(癌性髄膜炎)は増強効果を呈さないことがあり,脳室のサイズ変化を意識して読影する必要がある.
● 術前腫瘍の性状・信号パターンに応じたシーケンスに着目することで,再発をより早期に診断できることがある.
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