特集 ビギナーのための骨軟部画像診断 ―Q&Aアプローチ―
4. 術後の所見の取り方 Q4. 脊椎:腰椎椎体間固定術後の評価方法,合併症を教えてください.
髙尾 正一郎
1
,
苛原 早保
2
1徳島大学医用画像解析学分野
2徳島大学放射線医学分野
キーワード:
脊椎すべり症
,
側彎症
,
腰椎椎間板変性症
,
椎体骨折
Keyword:
脊椎すべり症
,
側彎症
,
腰椎椎間板変性症
,
椎体骨折
pp.216-218
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005231
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▶ 腰椎椎体間固定術は,脊椎すべり症,側彎症,重度な腰椎椎間板変性症,椎体骨折などで行われる術式のひとつで,椎間板切除,椎間スペーサー留置および固定を行う術式である.
▶ 術後のスペーサーやインプラントの状態は主に単純X線検査で評価し,合併症が疑われる場合,骨形態評価にはCTを,術後部位感染を疑う場合はMRIで評価する.
▶ 主な局所合併症として,硬膜や神経根損傷,髄液漏,血腫,椎間スペーサーの沈み込みや後方偏位,インプラントの折損やゆるみ,術後部位感染などがある.
Copyright © 2024, Gakken All rights reserved.