特集 局所進展とリンパ節転移に力点をおいた画像による癌の病期診断2022
4 乳腺
久保田 一徳
1
,
森 美央
2
,
野村 京子
3
,
八嶋 夕絵
4
,
山鹿 絵美
4
,
藤岡 友之
4
1獨協医科大学埼玉医療センター放射線科
2東京医科歯科大学放射線診断科
3亀田総合病院放射線科
4東京医科歯科大学放射線診断科
キーワード:
乳癌
,
乳管内病変
,
ホルモン受容体
,
HER2受容体
Keyword:
乳癌
,
乳管内病変
,
ホルモン受容体
,
HER2受容体
pp.S58-S69
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002715
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乳癌は女性の癌で最も多く,画像診断を中心とした病期診断を行う機会も多い.これまでは,画像診断を中心とした解剖学的なTNMの情報によって病期を決定し,手術範囲の決定についてはT因子(浸潤巣の大きさ)だけでなく,乳管内病変も含めた広がりを考慮して治療が行われてきた.近年の治療においては解剖学的な情報だけでなく,遺伝学的情報をベースとしたサブタイプが重視されるようになったが,客観的な病期診断を適切に行うことは今後とも重要である.乳癌取扱い規約の最近の改訂事項やピットフォールを含めて,乳癌の病期診断方法について解説する.
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