特集 これだけおさえる胸腹部解剖―血管と管腔のvariation & anomalyを中心に―
2. 腹部(4)腎臓 腎・尿管の解剖とanomaly
加茂 実武
1,2,3
,
秋田 恵一
3
1ハンブルク大学放射線科
2聖路加国際病院放射線科
3東京医科歯科大学臨床解剖学分野
キーワード:
腎
,
尿管
,
解剖
Keyword:
腎
,
尿管
,
解剖
pp.604-607
発行日 2021年4月25日
Published Date 2021/4/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002302
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・腎および尿管は,発生の過程で骨盤内から後腹膜を上行しながら形成される.この過程が妨げられることで様々な変異が生じうる.
・腎周囲腔内に位置する上部尿管は比較的可動性を有しており,腎の下方への動きに連動して,時に屈曲が生じる.
・尿管が腎周囲腔を出て大腰筋の筋膜の前方に固定されるレベルは,尿管が同側の性腺静脈と交差する部位とほぼ合致し,同部位はcrossing pointと呼ばれる.
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