特集 時系列から学ぶ中枢神経疾患の画像診断-MR Retroscopy-
Ⅱ.天幕上(大脳)C. 大脳基底核・視床 2 緩徐に発育した両側視床病変 ― 小児微小病変の経過観察は慎重に!
北原 左和子
1
,
井藤 隆太
2
,
深見 忠輝
3
,
岡 英輝
4
1草津総合病院放射線科
2滋賀医科大学放射線部
3滋賀医科大学脳神経外科学講座
4済生会滋賀県病院脳神経外科
キーワード:
毛様類粘液性星細胞腫
,
毛様細胞性星細胞腫
Keyword:
毛様類粘液性星細胞腫
,
毛様細胞性星細胞腫
pp.1068-1071
発行日 2020年8月25日
Published Date 2020/8/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001849
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10歳台後半,男性.主訴: 意識障害,痙攣.既往歴: 4歳時に,発達障害が疑われ施行された頭部MRIで,左頭頂葉に海綿状血管奇形を指摘された.その後,14歳まで数年ごとに頭部MRIにて経過観察されていた.この間,特に症状はなく,普通高校に通学中であった.現病歴: 高校の修学旅行中に気分不良と嘔吐があり,翌日,意識障害と痙攣で発症した.
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