特集 原点回帰!骨軟部の単純X 線写真を深く読み解こう
単純X 線写真の撮影法
佐藤 光洋
1
,
本 佑一郎
1
1藤沢湘南台病院中央放射線部
キーワード:
flat panel detector(FPD)
,
単純X 線撮影法
,
外傷
,
骨折
Keyword:
flat panel detector(FPD)
,
単純X 線撮影法
,
外傷
,
骨折
pp.780-789
発行日 2020年6月25日
Published Date 2020/6/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001751
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救急での単純X線撮影は,骨折などに伴う痛みのためにルーチン通りの撮影体位をとることが困難なことが多い.このため,依頼医に確認し臨機応変に撮影方法を変更する必要がある.撮影するにあたり,写真の質はもとより,単純X線写真上に写る骨関節はすべて観察するように心がけている.また,患者の痛がる部位や肢位に着目し,広めの撮影を行うこともある.骨盤骨折など,撮影中にバイタルの変動しやすい患者の撮影では依頼医の帯同は不可欠であり,場合によっては骨盤CTを先行させることも考慮すべきである.
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