特集 スポーツ外傷・障害の画像診断
筋損傷
林田 佳子
1
,
上谷 雅孝
2
1産業医科大学放射線科学教室
2長崎大学大学院医歯学総合研究科放射線診断治療学
キーワード:
筋損傷
,
筋ストレイン
,
コンパートメント症候群
,
骨化性筋炎
Keyword:
筋損傷
,
筋ストレイン
,
コンパートメント症候群
,
骨化性筋炎
pp.529-538
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001122
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急性期の筋損傷には,張力の過負荷により発生する筋ストレイン,直接的な外力による損傷である筋挫傷,そして筋内圧上昇によるコンパートメント症候群がある.亜急性期の病変として,使いすぎによる筋の炎症である遅発性筋痛症(DOMS)がある.筋損傷後の合併症としては,線維化や血腫,外傷後骨化性筋炎,石灰化筋壊死,筋膜損傷が存在後の筋膜ヘルニアが起こりうる.それぞれの病態について,機序と代表的な画像所見を解説する.
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