特集 肺に淡い陰影が広がっていたらどう診断するか?
急性感染症を考えなければならない所見
國弘 佳枝
1
,
田中 伸幸
1
,
松本 常男
1
,
小野田 秀子
1
,
伊東 克能
2
1山口宇部医療センター放射線科
2山口大学大学院医学系研究科放射線医学分野
キーワード:
high-resolution CT
,
すりガラス影
,
肺感染症
Keyword:
high-resolution CT
,
すりガラス影
,
肺感染症
pp.407-418
発行日 2019年3月25日
Published Date 2019/3/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001084
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CTで,すりガラス影主体の所見を呈する場合,ウイルス性肺炎は頻度が高い肺感染症のひとつとして常に考慮する必要がある.免疫不全患者ではニューモシスチス肺炎とサイトメガロウイルス肺炎が代表的な疾患であり,しばしば鑑別が問題となるが,特徴的なCT所見および他の臨床情報を併せて診断することが重要である.
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