特集 Wnt協奏曲:新たな活性化機構と他の増殖・分化シグナルとの協調による形態形成
せるてく・あらかると
みなしご受容体からWnt5a受容体となって
南 康博
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1神戸大学大学院医学研究科生理学・細胞生物学講座細胞生理学分野
pp.419-420
発行日 2013年3月22日
Published Date 2013/3/22
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十数年前に“みなしご受容体”として同定されたRor ファミリー受容体型チロシンキナーゼ(Ror1,Ror2),なかでもRor2が“Wnt5aの受容体”としてようやく認知されるようになってきました.幸いにしてRor2の同定,Wnt5a受容体であることの発見,さらにはWnt5a/Ror〔Wnt/PCP(planar cell polarity;平面内細胞極性)〕シグナルの細胞・組織/器官・個体における機能解析に関わってきましたが,教室の仲間はもちろん,多くの先生のお力添えあってのことで,この機会に関係者の皆さんに感謝の意を込めて少し振り返ってみたいと思います.
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