特集 心・血管カテーテル治療の最前線
心房中隔欠損カテーテル治療の適応と現況
野田 賢史
1
,
大野 洋平
1
1東海大学医学部付属病院 循環器内科
キーワード:
成人先天性心疾患
,
心房中隔欠損症(ASD)
,
カテーテル
Keyword:
成人先天性心疾患
,
心房中隔欠損症(ASD)
,
カテーテル
pp.1032-1037
発行日 2025年10月25日
Published Date 2025/10/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000002255
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心房中隔欠損症(ASD)は成人期に発見されることが多く,従来は外科的閉鎖が主流であったが,現在は二次孔欠損型を中心にカテーテル閉鎖術が第一選択となっている.成功率も高く低侵襲な一方で,エロージョン(心浸食)やデバイス脱落など特有の合併症もあり,適応評価とデバイス選択が重要である.本稿では,進歩を遂げているASDに対するカテーテル閉鎖術の現況について述べる.

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