連載 五臓の働きを知り 補う治療で元気にする!Dr.Shinのよくわかる即戦力漢方 第11回
朝起きられないフクロウ型体質を漢方で支える
橋本 進一
1
1医療法人若樹会 橋本医院
pp.682-687
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2025050028
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朝起きられないフクロウ型体質の考え方
▶ 精神疾患でないにもかかわらず,朝起きられず社会生活のなかで遅刻常習となるケースが存在する.そのような場合,フクロウ型体質を考慮して診療を進める必要がある.
▶ フクロウ型体質では朝起きるのが苦手で,朝食が食べられず,午後からは元気になる.冷えや倦怠感も認め,めまいや立ちくらみも出やすく,午前中は集中力が上がらない.人口の20 ~ 30%程度存在するといわれている.
▶ フクロウ型体質は副交感神経優位で,早朝に交感神経の発動が悪く朝起きられず,学校や会社に遅刻するため,本人も家族も困り,社会的にも問題となる.昼から夜にかけては元気になるために,「明日は学校(会社)に行くぞ!」と決心しても,翌朝にはダウンしてしまっている.
▶ 西洋医学的には不定愁訴症候群,適応障害,うつ,睡眠相後退症候群などと診断されることがある.
▶ フクロウ型体質の治療は,早朝の交感神経の発動を促すことが必要であるが,西洋薬に治療方法は見出せない.第一選択は

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