特集 つなぐ緩和ケア 外来からはじまる切れ目ない連携に向けて
外来フェーズ:緩和ケアの出発点から“支援の流れと土台”を整える⑦ [Advanced編] 外来診療の場に同席して患者をサポートする
大野 凜太郎
1
1済生会宇都宮病院 薬剤部
pp.2253-2256
発行日 2025年12月5日
Published Date 2025/12/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2025140013
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Key Points
緩和ケア外来に薬剤師が同席することで,患者の潜在的なニーズを掘り起こし,臨床的・経済的に有用な介入が可能となる.
介入内容の74%が「薬剤の追加」であり,外来患者が多くの未治療・治療不十分な苦痛を抱えている実態が示唆された.
介入の73%が症状改善や安全性確保につながり,1時間あたり約3.7万円の医療経済効果を創出し,活動の価値を可視化できた.

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