特集 今こそ知りたい! JAK阻害薬 適応の拡大を追いかける & 免疫系に強くなる
JAK阻害薬の効きどころ,使いどころ④ 乾癬
高橋 ちあき
1
,
雁金 詩子
1
,
足立 剛也
1
1慶應義塾大学医学部 皮膚科学教室
pp.243-248
発行日 2025年2月5日
Published Date 2025/2/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2025020018
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Key Points
乾癬治療の多様化と個別化:JAK/Tyk2阻害薬の導入により,乾癬治療の選択肢が増え,患者ごとのニーズに応じた個別化治療が可能になった.
乾癬治療ピラミッド計画におけるポジショニング:JAK/Tyk2阻害薬は,従来の治療法を補完しながら,生物学的製剤や免疫抑制剤に匹敵する治療効果をもつ新たな全身療法として注目されている.
今後の課題と展望:エビデンスの蓄積と適切な治療体系内でのポジショニングが必要であり,患者のQOLや病態に応じたSDMを基盤とする治療の推進が求められる.

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