特集 今こそ知りたい! JAK阻害薬 適応の拡大を追いかける & 免疫系に強くなる
JAK阻害薬の効きどころ,使いどころ① 関節リウマチ
田中 良哉
1
1産業医科大学医学部 第1内科学講座
pp.226-231
発行日 2025年2月5日
Published Date 2025/2/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2025020015
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Key Points
関節リウマチ治療の基本方針は,発症早期に診断,治療介入し,関節炎を沈静化させて寛解導入することである.
禁忌がなければ第一選択薬の抗リウマチ薬であるメトトレキサートで治療を開始し,半年以内に寛解に到達しなければ,生物学的抗リウマチ薬,さらに,JAK阻害薬を追加併用する.
JAK阻害薬などの分子標的薬で治療する際には,治療前のスクリーニングと治療中の安全性のモニタリングを徹底し,有害事象発現時の速やかな内科的対応が必要である.
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