特集 ストップ! CKD 「腎臓を守る」包括的な視点
中等度・重度CKDでの処方のトリセツ③ 3剤以上の降圧薬の処方
町田 聖治
1
1小倉記念病院 薬剤部
pp.736-739
発行日 2024年4月5日
Published Date 2024/4/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2024050020
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Key Points
降圧療法における脳心血管病発症の予防効果に関して,降圧薬の種類よりも降圧度が重要とされ,降圧目標達成のためには降圧薬の併用療法が必要な症例がある.
急激な降圧により腎血流量が低下した場合,尿量が減少する可能性があり,降圧薬単剤のみならず,特に3剤併用後は薬効の相加・相乗作用による過度の血圧変動や尿量の変化に注意する.
レニン-アンジオテンシン系阻害薬や利尿薬が併用されている患者にNSAIDsを併用する3剤併用は,腎機能の変化により注意深い薬学管理が必要である.
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