特集 ストップ! CKD 「腎臓を守る」包括的な視点
中等度・重度CKDでの処方のトリセツ① 腎排泄型薬剤の処方
磯野 哲一郎
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1滋賀医科大学医学部附属病院 薬剤部 薬効薬物動態解析室
pp.726-730
発行日 2024年4月5日
Published Date 2024/4/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2024050018
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Key Points
腎排泄型薬剤を把握し,それぞれの薬剤においてどのタイミング(軽度・中等度・重度などの段階の腎機能)で減量するかを理解する.
それぞれの薬剤で,腎機能低下時にどのような副作用が起こりやすいかを把握することがポイントである.
推算糸球体ろ過量(eGFR)やCockcroft-Gault式のクレアチニンクリアランスはあくまで推算式であるため,その数値だけに捉われずに,腎排泄型薬剤を投与している場合は副作用が出現していないか確認する.
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