特集 ストップ! CKD 「腎臓を守る」包括的な視点
中等度・重度CKDでの処方のトリセツ② AKIを引き起こす可能性のある薬剤の処方
西村 文宏
1
1熊本中央病院 薬剤科
pp.732-735
発行日 2024年4月5日
Published Date 2024/4/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2024050019
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Key Points
高齢者や腎機能低下患者ではNSAIDsの急性腎障害(AKI)発現リスクは高く,特にポリファーマシー患者では利尿薬とレニン-アンジオテンシン(RA)系阻害薬の併用によるtriple whammyに注意が必要である.
シスプラチンのAKI発現頻度は高いため,AKIを予防するためには腎機能低下患者ではシスプラチンの適切な減量または他の抗がん薬への変更が必要となる.
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