寛解を目指す膠原病診療 病因・病態解明への新展開
I型インターフェロンシグナルと自己免疫疾患
小野 伸之
1
,
上田 章
,
堀内 孝彦
1宮崎県立宮崎病院 内科
キーワード:
Interferon Type I
,
シグナルトランスダクション
,
核酸
,
抗核抗体
,
エリテマトーデス-全身性
,
自己免疫疾患
,
副腎皮質ホルモン
,
アポトーシス
,
STAT4転写因子
,
Toll-Like Receptors
,
形質細胞様樹状細胞
,
Interferon Regulatory Factor-5
Keyword:
Adrenal Cortex Hormones
,
Antibodies, Antinuclear
,
Autoimmune Diseases
,
Interferon Type I
,
Lupus Erythematosus, Systemic
,
Nucleic Acids
,
Signal Transduction
,
Apoptosis
,
STAT4 Transcription Factor
,
Toll-Like Receptors
,
IRF5 Protein, Human
pp.21-26
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013227257
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抗ウイルス免疫に働くI型IFNが抗核抗体を特徴とする膠原病の病態に重要な役割を果たしていることがわかってきた.死細胞からの核酸と抗核抗体による免疫複合体が形質細胞様樹状細胞を刺激し,その結果,I型IFNが誘導されて免疫系を賦活化し,さらに抗核抗体産生を増強する.この悪循環のループを止めるのが治療の目標となる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013