特集 病院から地域へつなぐロービジョンケア
ロービジョン患者に対する地域連携 病院から地域につなぐロービジョンケアと薬剤師の役割
室井 延之
1
1神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部
キーワード:
点眼剤
,
薬剤師
,
緑内障
,
低視力
,
自己効力感
,
服薬指導
,
専門職の役割
,
服薬アドヒアランス
,
認知機能低下
,
眼内投与
,
薬に対する患者の認識
,
薬薬連携
Keyword:
Vision, Low
,
Glaucoma
,
Pharmacists
,
Ophthalmic Solutions
,
Professional Role
,
Cognitive Dysfunction
,
Patient Medication Knowledge
,
Administration, Ophthalmic
,
Medication Adherence
,
Self Efficacy
pp.2489-2493
発行日 2021年5月5日
Published Date 2021/5/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021207615
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<Key Points>◎ロービジョン患者は視覚からの情報が得にくい場合が多いことから、服薬指導においては、ロービジョン患者のアドヒアランスが得られにくい環境を把握する。◎点眼アドヒアランス低下の要因としては、視認困難による薬の取り違えや点眼剤の管理ができにくい、自己効力感の低下、もの忘れ、副作用などがある。◎アドヒアランスの維持には、病院薬剤師と保険薬局薬剤師が患者のアドヒアランスを正確に共有し、患者の服薬支援を行うシステムの構築が必要である。◎薬剤師によるロービジョンケアでは、薬物療法に対する患者の理解度、点眼剤の手技に関する情報に加え、患者の生活を考慮した薬学的視点でのアプローチが求められる。
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