特集 心不全の緩和ケア チーム医療で求められる実践力を身につける
悩ましい症例にどう立ち向かうか?!押さえておきたい勘所 食欲不振/悪液質
櫻下 弘志
1
1広島大学病院 薬剤部
キーワード:
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
悪液質
,
Adrenergic Beta-Antagonists
,
栄養評価
,
嚥下
,
食物の嗜好
,
食欲不振
,
心不全
,
浮腫
,
副腎皮質ホルモン
,
味覚
,
病勢悪化
,
患者心理
Keyword:
Cachexia
,
Nutrition Assessment
,
Food Preferences
,
Heart Failure
,
Adrenergic beta-Antagonists
,
Deglutition
,
Disease Progression
,
Edema
,
Taste
,
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
Adrenal Cortex Hormones
,
Anorexia
pp.294-298
発行日 2021年2月5日
Published Date 2021/2/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021122654
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<Key Points>◎心臓悪液質(カヘキシー)の病態には多くの因子が関与し、骨格筋の筋肉量と共に脂肪も減少する。◎カヘキシーに対する確立した治療方法はないが、標準的な心不全治療を十分に行う必要がある。◎食欲不振に対するステロイドの使用は、浮腫による体液貯留・心不全増悪のリスクがあるため使用しづらい。◎食欲不振の原因としては、嗜好、味覚、精神状態、嚥下状態などの多因子が関与するため、多職種からの介入が必要である。
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