特集 心不全の緩和ケア チーム医療で求められる実践力を身につける
悩ましい症例にどう立ち向かうか?!押さえておきたい勘所 体液貯留
梶間 勇樹
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1三重ハートセンター 薬局
キーワード:
静脈栄養
,
高カリウム血症
,
高ナトリウム血症
,
心不全
,
体液
,
低カリウム血症
,
低ナトリウム血症
,
輸液療法
,
Tolvaptan
,
Sodium Potassium Chloride Symporter Inhibitors
Keyword:
Body Fluids
,
Hypernatremia
,
Hyperkalemia
,
Hypokalemia
,
Hyponatremia
,
Heart Failure
,
Tolvaptan
,
Parenteral Nutrition
,
Sodium Potassium Chloride Symporter Inhibitors
pp.299-305
発行日 2021年2月5日
Published Date 2021/2/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021122655
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<Key Points>◎心不全終末期での体液管理には、さまざまな種類の薬剤を経静脈投与する必要があり、輸液管理にはそれらの薬剤の影響を考慮する必要がある。◎心不全患者に対する輸液療法の目的は、循環動態の維持、電解質異常の是正、薬剤の経静脈投与時の血管確保など多岐にわたる。◎心不全による入院患者ではループ利尿薬の経静脈投与やトルバプタン投与が開始されることが多く、電解質異常を来しやすい。◎血清Na値、血清K値の異常は予後に影響することが知られており、適切に評価・是正を行う必要がある。
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