特集 Evidence Update 2021 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 抗てんかん薬
山本 吉章
1
1国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター 治験管理室
キーワード:
抗けいれん剤
,
てんかん
,
Evidence-Based Medicine
,
母性曝露
,
乳汁中排出
Keyword:
Maternal Exposure
,
Evidence-Based Medicine
,
Anticonvulsants
,
Epilepsy
,
Lacteal Elimination
pp.105-107
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021106233
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>◎抗てんかん薬は母乳に移行する。しかし、母乳育児を行って子供の発達、健康状態に悪影響を及ぼす根拠は認められない。◎母乳を介して抗てんかん薬の曝露を受けても、乳児の半数は血中濃度が検出限界未満である。◎レベチラセタムとラモトリギンは、挙児希望の女性で使用頻度が高い。乳児/母体の濃度比はそれぞれ5.3%、28.9%であった。◎児のラモトリギン濃度は母体濃度と比例関係にあるため、母体の血中濃度モニタリングは有用である。
Copyright© 2021 NANZANDO Co.,Ltd. All Rights Reserved.