特集 Evidence Update 2020 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 抗てんかん薬
山本 吉章
1
1国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター 治験管理室
キーワード:
Valproic Acid
,
注意欠如・多動症
,
奇形-薬物性
,
危険因子
,
抗けいれん剤
,
自閉症
,
妊娠管理
,
てんかん
,
妊娠合併症
,
母体胎児間物質交換
,
Folic Acid
,
医薬品使用状況
,
服薬指導
Keyword:
Attention Deficit Disorder with Hyperactivity
,
Anticonvulsants
,
Autistic Disorder
,
Valproic Acid
,
Epilepsy
,
Folic Acid
,
Maternal-Fetal Exchange
,
Abnormalities, Drug-Induced
,
Prenatal Care
,
Pregnancy Complications
,
Drug Utilization
,
Risk Factors
pp.99-101
発行日 2020年1月5日
Published Date 2020/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020106298
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<Key Points>◎妊娠中の抗てんかん薬の曝露は、催奇形性のみならず出生児の神経発達に影響する。◎妊娠前よりバルプロ酸を服用すると出生児が注意欠陥多動症を合併するリスクが1.5倍に上昇する。◎抗てんかん薬を服用している母親が、妊娠前に葉酸を補充しないと出生児が自閉傾向を合併するリスクが7.9倍上昇する。◎妊娠前から葉酸の補充を行う女性は少ない。将来の妊娠に備えた患者教育が重要である。
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