特集 Evidence Update 2020 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 抗不整脈薬
梶間 勇樹
1
,
高井 靖
1三重ハートセンター 薬局
キーワード:
抗不整脈剤
,
再発
,
心室細動
,
心不全
,
心房細動
,
生活の質
,
多剤併用療法
,
頻拍-心室性
,
カテーテルアブレーション
,
Milrinone
,
Landiolol
,
洞性調律
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
Anti-Arrhythmia Agents
,
Drug Therapy, Combination
,
Ventricular Fibrillation
,
Heart Failure
,
Catheter Ablation
,
Tachycardia, Ventricular
,
Quality of Life
,
Recurrence
,
Milrinone
,
Landiolol
pp.27-31
発行日 2020年1月5日
Published Date 2020/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020106284
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<Key Points>◎III群抗不整脈薬に抵抗性の難治性持続性心室頻拍/心室細動治療の選択肢として、ランジオロールの有効性が示された。◎心房細動(AF)を伴う急性非代償性心不全患者に対し、ミルリノンに加えて低用量ランジオロールを投与することの有用性について報告された。◎AF患者に対するカテーテルアブレーション(ABL)治療は抗不整脈薬治療と比較して、全死亡、機能障害の残る脳梗塞、重大な出血、心停止を合わせた複合イベントでの有効性は認められなかった。◎AF患者に対するABL治療は抗不整脈薬治療と比較して、AF再発率およびQOL改善での有効性が認められた。◎AFに対するABL後の抗不整脈薬投与により、洞調律維持期間の延長、症候性AF発生数の減少が認められた。
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