特集 β遮断薬 これまで集積されたノウハウと薬物治療の最前線
β遮断薬を使いこなす"ワザ"と"知恵" β遮断薬の剤形変更における投与設計と留意点
櫻下 弘志
1
1広島大学病院 薬剤部
キーワード:
Propranolol
,
Adrenergic Beta-Antagonists
,
剤形
,
錠剤
,
心拍数
,
そう痒症
,
投薬計画
,
経口投与
,
経皮投与
,
Bisoprolol
,
Landiolol
,
精神症状
,
貼付剤
,
服薬アドヒアランス
,
静脈内注射
,
注射剤
Keyword:
Drug Administration Schedule
,
Heart Rate
,
Bisoprolol
,
Injections, Intravenous
,
Propranolol
,
Adrenergic beta-Antagonists
,
Administration, Oral
,
Pruritus
,
Dosage Forms
,
Administration, Cutaneous
,
Tablets
,
Medication Adherence
,
Transdermal Patch
,
Landiolol
pp.2969-2972
発行日 2020年8月5日
Published Date 2020/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020348688
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>◎投与経路の変更は、患者のアドヒアランスに影響を与える。◎β遮断薬の錠剤から貼付剤への切り替えは、次回の錠剤服用を予定していた時刻から切り替える。◎ランジオロールとビソプロロール貼付剤を併用することで、注射剤を終了させることが可能である。◎貼付剤への切り替えによる適用部位そう痒感について、十分な情報提供が必要である。◎同薬効であるが、投与経路により心拍数の変動や精神神経系症状などの有害事象に注意が必要である。
Copyright© 2020 NANZANDO Co.,Ltd. All Rights Reserved.