特集 表在性皮膚真菌症 治療薬を活用するための基礎と実践総まとめ
患者背景を考慮した表在性皮膚真菌症治療・予防Q&A 糖尿病患者の足白癬に対してケアと患者教育はどう行えばよい?
竹原 君江
1
1名古屋大学 大学院医学系研究科総合保健学専攻看護科学
キーワード:
患者教育
,
抗真菌剤
,
再発
,
経皮投与
,
白癬-足部
,
糖尿病性足部疾患
,
早期診断
,
フットケア
Keyword:
Tinea Pedis
,
Antifungal Agents
,
Diabetic Foot
,
Patient Education as Topic
,
Administration, Cutaneous
,
Recurrence
,
Early Diagnosis
pp.2525-2530
発行日 2020年5月5日
Published Date 2020/5/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020252037
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<Key Points>◎糖尿病患者にとって足白癬は潰瘍や蜂窩織炎などにつながるリスクがあるため、早期発見、治療、予防が重要である。◎糖尿病合併症による視力や知覚の低下があっても、患者自身あるいは身近な者が適切なフットケアができるよう工夫する。◎足白癬の早期発見については、重症度の低い足白癬の画像などを用いて、皮膚科受診が必要な所見についての知識を提供する。◎足白癬の治療については、足部全体に抗真菌薬を塗布すること、症状消失後も1~2ヵ月は塗布を継続することの必要性を説明する。◎足白癬の予防(再発予防)については、毎日の足洗浄、環境中の白癬菌の除去が効果的である。
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