Japanese
English
研究ノート
関節リウマチとともに生きる地域高齢者における健康観
The Health View of Regional Elderly Living with Rheumatoid Arthritis
廣田 容子
1
,
泉 キヨ子
2
,
平松 知子
2
Yoko Hirota
1
,
Kiyoko Izumi
2
,
Tomoko Hiramatsu
2
1金沢大学医学部附属病院
2金沢大学大学院医学系研究科保健学専攻
1Kanazawa University Hospital
2Division of Health Science, Graduate School of Medical Science, Kanazawa University
キーワード:
健康観
,
高齢者
,
関節リウマチ
,
地域
,
エスノグラフィー
,
health view
,
elderly
,
rheumatoid arthritis
,
community
,
ethnographic approach
Keyword:
健康観
,
高齢者
,
関節リウマチ
,
地域
,
エスノグラフィー
,
health view
,
elderly
,
rheumatoid arthritis
,
community
,
ethnographic approach
pp.72-79
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究は,関節リウマチとともに生きる地域高齢者の健康観を明らかにすることを目的とした.倫理的配慮を行ったうえで,現在地域で療養生活を送っている65歳以上の高齢関節リウマチ患者14名に対し半構成的面接を実施し,エスノグラフィーの手法を用いて質的帰納的に分析を行った.
その結果,関節リウマチとともに生きる地域高齢者の健康観のテーマは『今の自分を大事に生きる』であった.健康観を示すカテゴリーとして,【この状態がいつまで続いてくれるか分からない】,【今の自分はまだ幸せな方】,【どうにもできないことはもう仕方ない】,【今できていることを大事にしたい】,【自分の基準でやっていく】の5つを抽出した.
本研究の結果より,高齢リウマチ患者が自己の現状を肯定的に捉えることを支え,患者が独自に有する生活の基準を理解し援助していくことで,健康への主体性を引き出していく看護援助の必要性が示唆された.
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