Japanese
English
資料
地域の健康な高齢者の健康度自己評価と病気・障害の有無に関連する因子の検討
The Factors Associated with a Self-Health Assessment and the Present Illness and the Disability of the Healthy Elderly Living without Help in Community
秋月 仁美
1
,
坂本 奈穂
1
,
西 あずさ
2
,
榊 友希
3
,
出戸 亜沙子
2
,
永田 真由美
4
,
吉田 有希
5
,
笹川 寿之
6
,
平松 知子
6
,
正源寺 美穂
6
Hitomi Akizuki
1
,
Naho Sakamoto
1
,
Azusa Nishi
2
,
Yuki Sakaki
3
,
Asako Deto
2
,
Mayumi Nagata
4
,
Yuki Yoshida
5
,
Toshiyuki Sasagawa
6
,
Tomoko Hiramatsu
6
,
Miho Shogenji
6
1金沢大学大学院医学系研究科保健学専攻博士前期課程
2金沢大学医学部附属病院
3富山県立中央病院
4やわたメディカルセンター
5野々市町保健センター
6金沢大学大学院医学系研究科保健学専攻
1Master's Course Student, Division of Health Science, Graduate School of Medical Sciences, Kanazawa University
2Kanazawa University Hospital
3Toyama Prefectural Central Hospital
4Yawata Medical Center
5Nonoichi town Health Center
6Division of Health Science, Graduate School of Medical Sciences, Kanazawa University
キーワード:
高齢者
,
地域
,
健康度自己評価
,
病気・障害の有無
,
多重ロジスティック回帰分析
,
elderly
,
community
,
self-health assessment
,
the present illness and the disability
,
unconditional logistic regression analysis
Keyword:
高齢者
,
地域
,
健康度自己評価
,
病気・障害の有無
,
多重ロジスティック回帰分析
,
elderly
,
community
,
self-health assessment
,
the present illness and the disability
,
unconditional logistic regression analysis
pp.79-85
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究では健康度自己評価に関連する因子を明らかにするため,A県に居住する健康な高齢者897名を対象に質問紙調査を行った(男性214名,女性683名,有効回答率83.7%).多重ロジスティック回帰分析の結果,健康度自己評価と病気・障害の有無のそれぞれに関連する因子として以下の結果を得た.
1.健康度自己評価が高いことに関連する因子として,病気や障害がない,日常動作に困難を感じない,痛みによる生活への影響がない,自分は若いと感じている,生活に満足している,付き合いがある,趣味がある,熟眠感がある,毎日運動を行っていることがあげられた.
2.病気や障害がないことに関連する因子として,70〜74歳あるいは85歳以上,女性,服薬をしていない,日常動作に困難を感じない,心配や不安がない,食欲があることがあげられた.
これらの結果から地域の健康な高齢者の健康を維持するためには,身体的健康だけではなく,心理的,社会的,そして日常生活に伴って感じられる自分自身に対する満足感や,自分自身の意志によって行われる保健行動も重要である可能性が示唆された.
Copyright © 2006, Japan Academy of Gerontological Nursing All rights reserved.