ワークショップ「個人情報保護法と老年看護のあり方」報告

　2005年4月から個人情報保護法が施行された．法の基本的理解を深め，老年看護の実践や教育研究の場でどのように個人情報の保護について取り組んでいけばよいか，その考え方と方法を明らかにするために，2005年8月5日（金）東京医科歯科大学において開催したワークショップについてその概要を報告する．

　ワークショップは多賀谷一照氏による講演があり，その後看護実践と教育研究の2つに分かれた分科会と全体まとめというプログラムで行った．看護実践分科会では話題提供を桑田美代子氏と井上郁氏に，ファシリテーターを小西美智子氏と小野幸子氏に，教育研究分科会では話題提供を天津栄子氏と長久秀子氏に，ファシリテーターを髙﨑絹子氏と石垣和子氏にお願いした．それぞれの具体的内容については各論文，報告で述べるとおりである．