日本老年看護学会第3回学術集会特集 シンポジウム
老年者に起こりやすい問題とケア研究の方向性
痴呆のケアに関する研究について
川島 和代
1
Kazuyo Kawashima
1
1金沢大学医学部保健学科
1School of Health Sciences, Faculty of Medicine, Kanazawa University
pp.30-35
発行日 1999年11月1日
Published Date 1999/11/1
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はじめに
老年者に起こりやすい問題として,痴呆は相手の認識がみえにくくつじつまの合わない言動や行動に看護者が戸惑い,どう対応してよいか悩む最たるものであろう.筆者は老人病院や老人保健施設での臨床経験の中で,痴呆症状のある高齢者へのケアの取り組みの過程で得た臨床の知識を研究のデータとしてとりだし,実践で確認していく必要性を実感している.その模索の過程をまとめてみることで今後の痴呆のある高齢者への研究の方向性を見出すことができればと考える.
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