特集 クオリティオブライフとPOS―第16回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅲ:POSと診療録・看護記録
当院看護部におけるPOSの歩みと今後の課題
土谷 コト子
1
,
湊谷 けい子
1
,
菅原 邦子
1
,
高橋 朝子
1
,
土田 妙
1
,
百合川 益子
1
1秋田県厚生連平鹿総合病院
pp.1042-1044
発行日 1994年11月30日
Published Date 1994/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901009
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はじめに
当院看護部がPOSに取り組んで8年が経過した.当初の記録は,看護ケアおよび看護行為に対する判断の記録が不十分であった.看護記録を充実させ,看護の質の向上と,看護に対する責任を明確にすることを目的として,記録の改善を行なった.各病棟からなるPOS委員会を発足させ,さらに婦長,主任の会(看樹会)からPOS委員を選出し,POSの過程を段階的に進めた.そのプロセスを振り返り,定着させる方法とその効果について,また今後の問題を明らかにするためにまとめたので報告する.
1985年~1993年の約8年間の資料をもとに年表(表1)を作成し,過程を振り返る.
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