Japanese
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巻頭言
第20回年次大会を振り返り
Looking back on the 20th Annual Conference
増野 園惠
1
Sonoe Mashino
1
1兵庫県立大学地域ケア開発研究所
pp.1-2
発行日 2018年12月31日
Published Date 2018/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200489
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日本災害看護学会第20回年次大会は、2018年8月10日、11日の2日間、学会設立の地である神戸で開催されました。学会発足から20周年を迎え記念大会となった今大会では、20周年記念式典と記念講演がプログラムに盛り込まれ、例年とは少し異なる様相の大会となりました。大会長として、今大会の運営にあたることができ、感慨深く、また、実り多い経験となりました。
今大会のテーマは、「災害に立ち向かう看護のリーダーシップを探究する」でした。災害時にはしばしばリーダーシップの問題が指摘されます。災害という社会が混乱する状況下では、その対応や復旧・復興に向けて強いリーダーシップが求められます。では、災害の時、看護が発揮するリーダーシップとはどのようなものでしょうか。これが今大会で改めて追究したいことでした。講演やシンポジウム、パネルディスカッションを通して、看護がこれまでの災害でどのような働きをしてきたのかを振り返り、看護が発揮するリーダーシップについて検討していただきました。これからの災害看護を担う次世代リーダーとなる大学院生、専門看護師の皆さんには未来に向けてリーダーシップを議論していただきました。また、緊急企画として平成30年7月豪雨災害の被災地で活動中の看護職の皆さんには、被災地で今まさに起こっていること、そして、看護が何にどう対応しているのかを報告いただきました。
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