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第27回年次大会を振り返って
2025年9月6日・7日の2日間にわたり、一般社団法人日本災害看護学会第27回年次大会を東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催いたしました。東京での開催は実に10年ぶりであり、首都直下地震への備えが進められている現在、阪神・淡路大震災から30年という節目の年にあたることも重なり、災害対応における看護の重要性を改めて問い直す機会となりました。そして、1,100名を超える方々にご参加の登録をいただき、心より感謝申し上げます。
本大会では、「災害における看護の汎用性」をテーマに掲げ、災害フェーズを超えて看護が果たす役割について、参加者の皆様とともに考える場を創出しました。汎用性とは説明するまでもありませんが、応用が利くこと、広くあまねく行き渡るという意味がございます。看護はまさに汎用的に思考をめぐらし、汎用的に工夫し、汎用的に時・場所を問わず、対象の多様さに対応していくことができるものと考えます。これは決して吟味をせずに何もかも構わずという大雑把なことではなく、知をもってエビデンスを構築しているからこそ成せることであります。本大会では、テーマを深めるべく、汎用性を「改善性」「多目的性」「拡張性」「柔軟性」「利便性」の視点で、3つの特別講演、3つの教育講演、4つのシンポジウム、市民公開講座で構成いたしました。また、45題の一般演題と39題の示説演題、2題の交流集会・ワークショップ、さらに8つの学会企画、5つの企業協賛セミナーをいただきました。
「災害における看護の汎用性」を構成する5つの視点、「改善性」「多目的性」「拡張性」「柔軟性」「利便性」から本学会を振り返ります。
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