Japanese
English
緊急レポート
平成25年10月に発生した台風26号による伊豆大島の台風被害における初動調査報告
Report on the preliminary survey of the Typhoon No.26 disaster on Izu-Oshima in October, 2013
岡﨑 敦子
1
,
西上 あゆみ
2
Atsuko Okazaki
1
,
Ayumi Nishigami
2
1久留米大学病院
2梅花女子大学
pp.72-75
発行日 2014年12月31日
Published Date 2014/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200439
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
Ⅰ. はじめに
平成25年10月10日21時にマリアナ諸島付近で発生した台風第26号は、16日明け方に大型で強い勢力で伊豆諸島北部を通過した。この台風により、特に東京都大島町では、1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降り、24時間雨量が824ミリに達するなど、記録的な大雨となった。東京都は10月16日東京DMAT派遣を開始し、10月20日には、大島医療センターから都立広尾病院へ患者の医療搬送(14名) も行われた。総務省消防庁の報告によると大島町において36名の死亡、3名の行方不明者が報告される甚大な災害であった。
今回、ネットワーク調査調整部の初動調査として、東京都大島町を訪問し現地調査を実施、被害状況や地域の支援活動についてまとめたので報告する。
Copyright © 2014, Japan Society of Disaster Nursing All rights reserved.