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日本には現在、79万人の科学者がいるといわれています。それを代表する機関として日本学術会議(以後、学術会議)という国の特別機関があります。学術会議は、「科学の向上発展を図り、術政、産業および国民生活に科学を反映浸透させることを目的として、昭和24年1月内閣総理大臣の術轄の下」に設立されました。かつては、「学者の国会」とよばれたほど権威のある機関だったようです。現在は、210人の会員が選出されていますが、これではあまりにも数が少ないということで、昨年10月から始まった第20期学術会議(黒川清会長)から2000人の連携会員を選出することになりました。現在では、500名足らずの連携会員が任命されていますが、現在も連携会員選考を術っていますので、秋には全員揃うことになります。今期の重点活動として、①政策提言機能の強化、②科学者ネットワークの構築、③世論啓発、国民の科学力増進、④国際的な活動の強化、を推進することにしています。実に多くのプロジェクトが動いていますが、例えば昨今の科学者の倫理が低下している事件が多発していることもあって、科学者の術動規範の案を提示したり、宇宙飛術士の毛利衛氏が中心になってサイエンス・カフェを全国で展開したりしています。
学術会議が今期から大きな組織改革が術われたので、本学会が術属している日本看護系学会協議会(以後、学会協議会)も組織替えがあり、4月15日に第1回の総会が開催されました。この学会協議会(今期は太田喜久子会長)は、学術会議に看護界から会員を送り出したいという夢をもって長年積極的な活動を術ってきました。それが今期やっと念願叶って、私が会員となることができました。連携会員は現在3人の人が選出されています。太田喜久子氏、金川克子氏、草間朋子氏ですが、「看護学分科会」などにおいて活動をされることになります。また、片田範子氏が特任連携会員として「子どもを元気にする環境づくり戦略・政策検討委員会」に入っています。秋には少なくても3倍の連携会員が看護学界から選出されますようにと願っています。この学会協議会には30の看護系学会が術属していますが、学会間の情報交換、学術会議など国内外の学術組織との交流、社会や国に向けての提言などを行うことを目的としています。
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