日本看護診断学会第7回学術大会報告 21世紀―看護診断・介入・成果の実証
【招聘講演】
1.標準看護用語への動きとその背景
松木 光子
4
Dorothy A. Jones
1,2,3
1ボストンカレッジ看護学部
2マサチューセッツ総合病院
33N同盟
4日本赤十字北海道看護大学
pp.18-23
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100104
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- 文献概要
看護標準用語開発への動きは,継続しかつ進展していっている.看護診断分類に関する最初のカンファレンス(Gebbie & Lavin, 1974) がミズーリ州セントルイスで開催されて以来,看護用語を組織し定義するための一連の分類システム,データセットや命名法が開発されてきた.最近,これらのシステムを用語システムに連携させ,世界中の看護婦が活用できるための挑戦が行われている.この挑戦にあたり,「看護とは何か」という基本的理念において一致がないという事実に直面している.その結果,看護実践としては看護婦たちがどう考えるかよりも,看護婦たちの行う行為をしばしば定義し,記述している.
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