日本看護診断学会第5回学術大会報告 看護診断-介入-成果のリンケージ
【シンポジウム】
看護管理と看護診断
赤沢 陽子
1
Yoko Akazawa
1
1筑波大学附属病院
1Tsukuba University Hospital
pp.73-75
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100064
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はじめに
21世紀への新しい看護の挑戦として,看護診断-介入-成果のリンケージについて,国立大学病院の看護管理者の立場から述べる.
看護管理の目的は,患者・家族,地域に対して,質のよい安価な看護サービスを提供し,この目的遂行のために働く人,資金,施設・設備,情報などの資源を統合的に,有効に活用するところにある.さらに,他方では看護サービスを提供する看護メンバーが,健康で仕事への満足度が高く,常に理想をもって成長がとげられるように環境を整え,1人1人を支援する点も挙げられる.したがって,看護管理者の責務は,看護診断-介入-成果の看護プロセスを強力に支援することといえよう.
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