第24回日本腎不全看護学会・学術集会 大会長講演
慢性性と緩和ケアを考える—腎臓病と生きる人とともに
中村 光江
1
1日本赤十字九州国際看護大学看護学部
pp.40-44
発行日 2022年10月31日
Published Date 2022/10/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200272
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I.第24回大会開催の御礼
第24回日本腎不全看護学会学術集会・総会(以下,本大会と略す)は,「慢性性と緩和ケアを考える—腎臓病と生きる人とともに」をテーマに,福岡市・福岡国際会議場での現地開催とライブ・オンデマンド配信を併用した日本腎不全看護学会として初めてのハイブリッド開催方式の学術集会となった.参加者は1,632名,うち会場での参加は約200名であった.本大会が無事終了したことを報告するとともに,参加者および支援をいただいた団体・施設・企業・個人の皆様方に心より厚く御礼申し上げたい.
約2年前,本大会はCovid-19拡大とほぼ同時期に本格的な準備に入った.大会テーマは早々に決定したものの,開催時のCovid-19の状況をはじめとした大会企画に必要な事項の予測が難しい状況であった.医療系・看護系学会が次々とオンライン開催を決定していく中,「オンラインでは双方向のやりとりができないジレンマがある」という声もあり,できるだけ対面あるいはハイブリッド型での開催を目指し,その方法を慎重に検討していった.
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