グラフ
その人らしく生きるために―がん患者を支える緩和ケア
広島県緩和ケア支援センター
pp.863-868
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100402
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日本ホスピス・緩和ケア協会の調べによれば,2006年9月1日現在,緩和ケアを行うホスピスや病棟は,全国で162施設3,085床にまで増えた.しかし,緩和ケアはいまだ「苦痛なく看取るためのもの」という印象が,医療者,患者の間に根強く残っている.
本来の緩和ケアとは,痛みなど諸症状のコントロールに加え,患者の心理的,社会的な問題も積極的にサポートする,全人的ケアである.広島県緩和ケア支援センター(以下,緩和ケア支援センター)は,こうした考えに基づいて,2004年9月,全国で初めてデイホスピスにも取り組む緩和ケア施設として,県立広島病院内に開設された.
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