【DLN事例報告】
6(看護管理)透析看護の視える化をはかる―透析看護必要度および必要量調査
宮本 紀子
1
1独立行政法人労働者健康福祉機構香川労災病院
pp.90-92
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200011
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Ⅰ.はじめに
入院においては看護必要度や看護必要量を調査しており,診療報酬として7対1基本料算定し,適正な人員配置がなされている.しかし,透析における人員配置は診療報酬での定めはなく,おのおのの施設で検討して配置している.
A病院は急性期病院で,地域支援病院の役割を担っている.透析室では通院維持透析患者は少なく,新規導入患者の対応と近隣透析施設からの脳血管疾患や心疾患などを合併した症例や,手術目的の症例の受け入れ対応が多い.そのため,全身状態が悪化している状態での透析実施も多く,透析看護必要度および看護必要量を測定し,データをもとにした担当患者振り分けの検討やベッド調整に役立てるようシステム化したので,本テーマを選択して報告する.
本事例報告の公表に際し,当該部署の職員および施設長の承諾を得,個人が特定できないように配慮した.
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