Conference 素材をめぐって
"はかる"ということの意味
毛利 元彦
1
,
井上 ユキ子
2
,
裏川 久子
2
,
深町 壮彦
3
,
黒田 美也子
4
,
伊藤 幸子
5
1金沢大学医学部第一生理学
2東京医科歯科大学病院
3日本電気メディカルシステム技術部
4和歌山赤十字高等看護学院
5東京大学医学部保健学科看護学教室
pp.44-55
発行日 1977年1月15日
Published Date 1977/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200475
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伊藤 きょうは日赤幹部看護婦研修において,第12回研修生の黒田さんほか5名の方のグループで,調査研究の演習として行った,「腋窩温と,その他の皮膚温との関係」というテーマでまとめられました研究レポートを,素材にして,生理学の先生,MEの先生,それから臨床看護の方から2名ご出席いただいて,いろんなコメント,ご意見,ご教示をいただきながら,このレポートの成果から,より多くのものが得られますよう,また研究していく,あるいは調べていくということでいろいろ起こってくることをどういうふうにしていったかというようなことも含めてカンファレンスをしていただきたいと思います。
まず,私はこれを読ませていただいて,この調べられた視点が,次のようなところにあるとみました。つまり看護の場合患者の観察というのは非常に重要で,絶えず患者の観察が進められているわけで,たとえばバイタルサィンというのはとにかく定期的に,しかも測定ということで行っているわけですね。それで絶えず患者についての継続的な情報を把握し続けております。
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