第4回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【国際シンポジウム:各国の腎不全看護の現状】
3.日本における腎不全看護の現状
水附 裕子
1
1横須賀北部共済病院
pp.22-27
発行日 2002年4月15日
Published Date 2002/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100107
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はじめに
日本においては,腎不全の代替療法としての透析療法の進歩・発展は著しく,2000年には20万人以上の透析患者が報告されている.今日までの透析治療の発展経緯の概略を図1に示す.日本で透析治療が臨床応用されたのは1960年代のことである.機械や治療技術の進歩はもちろんであるが,1968年に医療保険が適応されたことが,その後の日本の透析医療を大きく発展させたといえる.ここでは,日本における腎不全看護の現状について,主に血液透析療法を中心に報告する.
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