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資料
糖尿病療養支援における外来看護師の地域での他施設・多職種との連携の実態調査
Collaboration between outpatient nurses and multidisciplinary professionals in the community regarding diabetes care
原 千晴
1
,
佐藤 三穂
2
Chiharu Hara
1
,
Miho Sato
2
1北海道大学病院
2北海道大学大学院保健科学研究院
1Hokkaido University Hospital
2Faculty of Health Sciences, Hokkaido University
キーワード:
外来看護師
,
地域連携
,
療養支援
,
質問紙調査
Keyword:
外来看護師
,
地域連携
,
療養支援
,
質問紙調査
pp.163-168
発行日 2019年9月30日
Published Date 2019/9/30
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
本研究では,糖尿病患者の療養支援における外来看護師の他施設・多職種との連携の実態を明らかにすることを目的とした.糖尿病専門医または糖尿病療養指導士が在籍する病院または診療所の看護師を対象に質問紙調査を行い52名から回答を得た.他施設との連携頻度は「よくある」が12.0%,「時々ある」が78.0%であり,連携している職種では訪問看護師,ケアマネージャー,ソーシャルワーカーが多かった.連携する上での困難としては,「連携をするための時間が取れない」が,連携が必要と感じる状況については,「ひとりではセルフケアが難しいと判断されるとき」が最も多かった.連携頻度が高い看護師は,療養支援において「心理的適応に向けて関わる」,「社会資源を紹介・導入する」を多く実施していた.今後,高齢化が進み,かつ医療機関における機能分化と医療機関相互の連携の重要性が高まる中,療養支援において効果的な連携方法を確立していくかが課題である.
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