Japanese
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実践報告
認知症のある糖尿病患者への糖尿病地域連携クリニカルパスと認知症地域連携クリニカルパス併用の取り組み
Approach with a combination of diabetic regional cooperative clinical pathway and dementia regional cooperative clinical pathway for diabetic patient suffering from dementia
山﨑 優介
1
,
中川 美紀
1
,
上田 淳子
1
,
田村 真佐美
1
Yusuke Yamazaki
1
,
Miki Nakagawa
1
,
Junko Ueda
1
,
Masami Tamura
1
1地方独立行政法人広島市立病院機構広島市立安佐市民病院
1Hiroshima City Asa Citizens Hospital
キーワード:
糖尿病
,
認知症
,
スクリーニング検査
,
地域連携クリニカルパス
Keyword:
糖尿病
,
認知症
,
スクリーニング検査
,
地域連携クリニカルパス
pp.1-6
発行日 2019年3月31日
Published Date 2019/3/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
糖尿病地域連携クリニカルパスでA病院に紹介となり,患者機能自身がもの忘れを自覚している場合や,家族・医療スタッフが患者の認知症を疑わせる症状を感じた場合に,井門式簡易認知スクリーニング検査を行い,認知症地域連携クリニカルパスと併用する取り組みを行っている.1年で7名が対象となった.糖尿病治療は1名がインスリン頻回注射となったが,その他はBOTもしくは週1回GLP-1受容体作動薬の注射薬管理となり,6名でHbA1c(NGSP)が改善傾向を示した.全症例認知症治療薬が開始され,3名が介護保険新規申請,3名が新規介護サービスを導入した.自己注射が可能だったのは,元々自己注射をしていた認知症患者か,新規注射導入のMCI患者であり,その傾向が示された.本取り組みにより,認知症の程度に合わせた糖尿病コントロール目標値の設定や,治療法の選択,療養指導方法の選択を容易にするだけでなく,認知症の早期診断・対応の実現に寄与できる可能性が示唆された.
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