Japanese
English
特集 最先端の消化器外科クリニカルパス
II. 各論
4.がん地域連携パスの取り組み
Community cancer care network with clinical path in National Hospital Organization Beppu Medical Center
川中 博文
1
,
江頭 明典
1
,
田尻 裕匡
1
,
折本 大樹
1
,
高山 洋臣
1
,
松本 敏文
1
,
吉村 幸永
1
,
玉野 緋呂子
1
,
井上 祥明
1
,
矢野 篤次郎
1
H. Kawanaka
1
,
A. Egashira
1
,
H. Tajiri
1
,
H. Orimoto
1
,
H. Takayama
1
,
T. Matsumoto
1
,
Y. Yoshimura
1
,
H. Tamano
1
,
Y. Inoue
1
,
T. Yano
1
1別府医療センター
キーワード:
がん地域連携パス
Keyword:
がん地域連携パス
pp.33-39
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_33
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
第1期がん対策推進基本計画のもと,2008年よりがん診療連携拠点病院を中心にがん地域連携クリティカルパス(以下,連携パス)の整備が開始された.大分県東部医療圏の別府医療センターでは,2012年4月から連携パスの運用を開始し,胃癌49例,大腸癌35例,肺癌23例,乳癌5例,前立腺癌7例の合計119例(平均73.8歳)に連携パスを導入し,当医療圏を中心に圏外も含め52施設と連携を行っている.連携パスは,患者・連携医療機関・拠点病院にとってメリットが多く,ほぼすべての症例で紹介元の医療機関と連携可能であった.連携パスは,非常に有意義なツールであるためすべての癌患者に適応すべきであり,がん拠点病院およびかかりつけ医のさらなる導入努力が必要と考えられた.
© Nankodo Co., Ltd., 2021