第18回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●シンポジウム3 外来看護相談における現状と課題〜システムづくりから評価まで〜
東京都における看護外来相談開設促進事業の概要
中山 富子
1
Tomiko Nakayama
1
1東京都立南多摩看護専門学校
1Tokyo Metropolitan Minamitama School of Nursing
pp.79-82
発行日 2014年3月31日
Published Date 2014/3/31
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はじめに
高齢化の進展,慢性疾患の増加等により,医療依存度の高い生活習慣病患者が外来通院をしている.また,入院期間の短縮により,療養上の問題が解決できないうちに地域に戻る患者が増えている.さらに,化学療法等,外来での高度治療や日帰り手術等も可能になり,地域で生活しながら外来での長期継続治療患者が増加している.
このような背景から,在宅での療養患者やその家族への生活全般に渡るケア,自己管理のための療養指導や情報提供等,外来における専門的な看護が求められている.
そこで,東京都では,平成22年度から本事業を在宅療養の充実ならびに看護職員の資質向上のための施策の一貫として実施している.
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