Japanese
English
【実践報告】
看護者のかかわりにより患者が療養生活を受け入れられた一事例
Nurse's Approach Influence Patients' Adherence to Medical Treatment: A Case Report
明石 千香子
1
,
吉田 沢子
1
Chikako Akashi
1
,
Sawako Yoshida
1
1赤穂市民病院
1Ako City Hospital
キーワード:
行動変容
,
看護の教育的関わりモデルVer.4.2
,
療養指導
,
外来
Keyword:
行動変容
,
看護の教育的関わりモデルVer.4.2
,
療養指導
,
外来
pp.45-51
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
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糖尿病教育入院後,療養生活の継続に問題を残した患者に対し,外来で継続的にかかわりをもった結果,良好な療養行動へと変化した.患者が変化した要因を探ることによって今後の看護に生かすことができると考え,療養指導の経過をプロセスレコードに起こし,『看護の教育的関わりモデルVer.4.2』の「とっかかり/手がかり言動」と「直観的解釈」に焦点を当てて振り返りを行った.私がA氏を心配し聞く姿勢を示したことで,A氏は自らの思いを語るようになった.また,A氏の気になる言動を「とっかかり/手がかり言動」としてとらえ,その時々の「直観的解釈」によりかかわったことでA氏への理解を深めることができたということがわかった.そして,A氏への理解が深まるにつれ,私のかかわりが問題を探るものから糖尿病を受け入るための支援へと変化し,A氏が現在の療養生活を受け入れることにつながったと感じられたので報告する.
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